南フランスの美しい街、ニース。その旧市街(Vieux Nice)は、歴史と文化が色濃く残るエリアで、多くの観光客を魅了しています。ここでは、旧市街の魅力を詳しくご紹介します。
歴史的な街並み
ニース旧市街は、16世紀以降に発展した城下町で、迷路のように入り組んだ石畳の小道が特徴です。街並みは古き良き時代の面影を残し、歩くだけでタイムスリップしたかのような気分に浸れます。
特に目を引くのは、17世紀に建てられたバロック様式のラスカリ宮殿や、赤や黄色のパステルカラーに塗られた民家です。これらの建物は、かつてイタリアのサルデーニャ王国の領地だった時代の名残を感じさせます。
サレヤ広場とマーケット
旧市街の中心にはサレヤ広場があり、ここでは火曜日から日曜日まで毎日花市場が開かれます。色とりどりの花々や南仏で採れた新鮮な果物・野菜、地元の職人による手作り雑貨などが並び、まるで絵葉書のような光景が広がります。
また、月曜日には骨董市が開かれ、夏の夜にはクリエイターズマーケットが開催されるなど、いつ訪れても活気に満ちています。広場周辺にはレストランやカフェ・バーが軒を連ね、テラス席でのんびりと過ごす人々の姿も見られます。
美食とグルメ体験
ニース旧市街では、地元の名物料理も楽しめます。特におすすめなのが、ひよこ豆のクレープ「ソッカ」です。屋台で手軽に楽しめるこの料理は、地元の人々にも観光客にも人気です。
さらに、旧市街には多くのレストランやカフェがあり、フランスとイタリアのフュージョン料理を堪能できます。新鮮なシーフードや贅沢なデザートなど、食の楽しみも尽きません。
文化と芸術
旧市街には、歴史的な建造物が点在しています。17世紀に建てられたラスカリ宮殿、市庁舎、海沿いに建つオペラ座、そして大聖堂や礼拝堂などがその代表です。
また、ニース旧市街は芸術の街としても知られており、マティス美術館やシャガール美術館など、著名なアーティストの作品を展示する美術館も多くあります。これらの美術館では、絵画や彫刻、デッサンなど多岐にわたる作品を鑑賞できます。
まとめ
ニース旧市街は、歴史と文化、美食、そして芸術が融合した魅力的なエリアです。石畳の小道を歩きながら、歴史的な建物や美しい花市場を楽しみ、地元の美食を堪能する。そんな素敵な体験ができるニース旧市街を、ぜひ訪れてみてください。
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